にんげんドキュメント「万年筆クリニック」

花半開看(花は半開を看、酒は微酔に飲む)
http://www.iec.co.jp/kojijyukugo/vo15.htm
花は半開の五分咲き程度の時期に観るのがいちばんよい見所であるといえるし、酒はほろ酔い気分位で度を超さない位の分量を飲むのが、適量だといえましょう。酒を飲みすぎて醜態を演ずるようではいけません。)
別解釈: 花は五分咲きを見て、酒はほろ酔い加減に飲む。 完全なものを求めないことによって、ものごとの微妙な味わいを楽しむことができる

脳に病気を患って筆圧が弱くなってしまい,それまで愛用していた万年筆では書きづらい,と云う父を思って娘が万年筆クリニック(Sailor?)でその万年筆をメンテナンスしてもらった.ペン先の二股を広くすることで筆圧が弱くても字が書けるようになった.その老人が最初に試し書きした文字が「花半開看」というわけで.
中国,インの時代の随筆の一節と云うコメントであった.
ウェブサイトで意味を見てみた.微妙な味わいを楽しむという解釈の方が個人的には好きかなあ.
書きづらくなった万年筆を治します,と云う万年筆クリニックを担当している70過ぎのおじさんの名前をメモするのを忘れてしまった,この方,年の3分の1を出張クリニックに費やしているとのことで,各地で「患者」さんと話をしたり,その書き方から癖を見抜いて使う人にあったメンテナンスを施しているとのこと.

セーラー万年筆 ニュース&トピックス
http://www.sailor.co.jp/NEWS/pencli/