静かな時について

静かな空間に耐えられる精神状態では大抵のことに程度はともかくとして取り組めているような気がする.この状態ではクラシックのようなリラクゼーション効果が期待できる音楽が相乗効果をもたらす.
喧騒を求めているときはだらだらとしてしまっているが,かといって静かな空間へ導入することに対しては嫌悪を抱いており,無理矢理静かな状態に自己を持っていったところで集中できるわけでもなし,落ち着かない気分になっているような気がする.この場合音楽や音声に耳が行ってしまい目の前の動作が止まっている.
云ってしまえば後者は好ましくない状態であり,何とかして前者の状態に持っていきたいところ.しかしこの状態,一月に何度もやってくるものでもない上にある程度気分が軽くないとやってこないという困ったもの.しかも前者は長続きしない.このような二面的な性質(性格?)をはっきり認識したのは高校以降だったような気がするが,ともかく今まで"解決"できた試しはない.
後者のパターンに陥ってしまうような環境的要因であれば思いつくところがあるので列記しておくこととする.

  • 気候要因(暑い,寒い,汗っぽい) - 関東の夏(高温多湿)は自分にはまるで耐えられないものであった.大学受験を控えた高校3年時,栄町の公共施設にある自習室を使うことで集中して勉強できたことはこれによるところが大きい.特に汗っぽいというのが駄目で,夏になると決まって手汗と足ムレが生じ,それが気になり出すと止まらなかった.今は湿ったタオルを携帯し,随時拭いてはタオルを濯いで汗臭さをとるようにすることで手汗の問題はある程度治まってはいる.足は吸水性・乾燥性に富んだ靴下を着用し,適宜履き替えるようにはしているが効果は薄い.2004年にはインターネット(主に2ch)にて多汗症の存在を知り,治療によって止めることが不可能ではないことを知るが治療費が馬鹿にならないことと自分の現状は多汗症患者からみればさほどではない(汗がしたたり落ちるということはない)ことから医者にかからずとも済む方法を模索するようになっている.
  • 知人の煩い話し声 - 村上さんと伊沢くんの話し声に苛立ったことは一度ではない.同じ話題を何遍も口論していることに何の意味があるのだろう.