就活慣れって恐ろしいですね

kunaw2006-03-05

  • 今日は日曜日です.日曜日は休日です.仕事はしたくないと最初から決めていました.
  • 休みがてら,某大手証券会社の会社説明会に出席しました.就活というよりは寧ろ気分転換,遊びに行ってきました.総合職と営業職のうち,今回は営業職を選んでみました.自分はどちらかというと技術屋なので,どうしても技術に考えが行きがちという反省点を踏まえて.会は一時間強で,内容ははっきりと三分されていました.一つは総合と営業の違い(営業の紹介).一つは育成.そして採用方針(企業理念).ぎゅっと詰まっているだけあり一つ一つの言葉が「閉じこめられた風船」のようにボリュームにあふれていたような感を抱きました.さすが,慣れてます.
  • わたしの場合,一時間強のうち真面目に聞いていたのは三分程度で,他は別のことを考えていました.三分で学んだのは,某社の営業はやる気に満ちあふれている冒険家が向いており,そういう人だけが採用され,そして生き残っているのだろう.そしてその人は日本あるいは各都道府県を代表しうる「証券マン」なのだろうというでした.後の時間は自己分析と人間観察でした.自己分析はいつもの通り,自分の生きたい道って何だろう,いろんな話を聞いたけれど,何に共感できて,共感できたことに通底しているものは何だろう,自分が強みにしていけること,他の人よりも優れていることは何だろう,などです.テーマはいつも違います.今日も色々考えて,色々忘れました.
  • 人間観察は,今回最もやりたかったことでした.東京という日本の首都で説明会を催したときに,どんな人種が遊びに来て,どれくらい真剣に話を聞いて,何を吸収しているか,その企業に対する志望度合いはどの程度か,どこの大学か,文系か理系か,性格は,などなど.
  • 表情と服装,メモの内容を見ることで,思っていたよりもそれらがわかった気になれました.東京は人が集まっているがゆえに多様性があり,できる人がいればそうでもない人がいるようです.言い方を変えるならば,できる人にとってもできない人にとっても東京は集まれる場所,集まりやすい便利な場所なのではないでしょうか.
  • 今回の感想を一言で申し上げるならば,失礼ながら「馬鹿ばっか」でした.君たちのような低レベル君はちゃんと空気読んで最初からここに来なくて良いよ,みたいな.よく言えば玉石混淆.人種のサラダボウル.東京には就活生が多いだけにそこには何か大きな流れとしての就職マナーができあがっており,それに乗っかっている人がいるのですが,乗せられているだけで個々の自分がしっかり存在していない人が多いような気がしました.みんな,頑張れ.超頑張れ.
  • 今回の説明会では,終了時にアンケートを書いて提出するという手はずになっていました.自分のアンケートはともかく,他の人が書いているのをのぞき込んでみましたら,諸手を挙げて大満足という感想ばかりでした.よく理解できました,とか.最後列の人はもちろん一列目の人でさえそうでした.隣に座っていた人〜開始前は真面目に業界本を読んで,時間内はメモにかじり付きだった人もでした.たかだか数十分,実質数分の雑ぱくな説明で一体何に満足できたのでしょう.正直よくわかりません.
  • 超面白かったのが最前列の真ん中の人.14ポイントくらいの小さな文字でもってアンケート用紙を埋めようというのりで黙々と書かれておりました.もしかして,自己アピールですか? そんなことする暇があったら同じことを自分のノートに書いた方が良いと思いましたね.後で反省できますから.
  • 東京なんてそんなもんか.地理なんて関係ない.要は自分だね.そんな一日でした.